腕力10という不思議な初期振りで生まれ、かつ振り直しのチャンスにもそれを継承した愉快な陰陽さん。潜在能力と新装備の恩恵で、やっとなんとか人並みの能力値を手に入れたハズレ陰陽です。
 が、ハズレであっても一応、私にとってはファーストキャラだったりするわけで、大事な思い出をたくさん持ったキャラでもあるわけです。普段は「実用の薬師、趣味の僧兵、余暇の陰陽」とまで呼んでいるキャラですが、愛着だけはたっぷり。なにしろこの戦国の世に、最初に降り立ったキャラなわけですから。

 そんな陰陽で、知人たちとお出かけの相談をしておりました。
 帰参者キャンペーンで一時復帰した、破天未対応の知人とどこかにお出かけです。となると黄泉クエかしら、それじゃ某氏の伏雷撃破でも狙おうか……と話していたのですが、どうしても構成が決まりません。

「みなさん伏まで行ける職は?」
「あましょくは薬師だけ」
「私は巫女だけ」
「私は巫女と薬師……かぶってますな」
「Oさん、忍者いませんか?」
「いません」
「きゃー。それじゃあHさん、陰陽出せますか?」
「すいません伏まで行けません……」
「ぎゃー! 頼みの綱の陰陽まで!」
「あ、それじゃあ私抜けますんで、Tさんに入ってもらえばいいかと」
「だめですっ」
「じゃあ、あましょく寝ますんでTさんに入っていただいて……」
「それもだめですっ」

 ここで、とうとう党首さんが考え方を根本からひっくり返しました。

「もういい! 犬からやろう、犬から!!」

 とにかく1キャラでも多くのキャラのクエを先に進めて、伏に挑む環境を整えちゃえばいいってわけです。
 そうと決まれば話は早く、それぞれ担当職のキャラを引っ張り出して黄泉に向かいました。途中、うっかりあましょくが黄泉路を逆送しましたが(走り抜けたらなぜか入り口に戻ってました)、なんとか全員が犬の前に揃っていざ戦闘へ。

 呆気なく勝ちました。
 陰陽さん生後3年70日目にしてやっと魔犬突破です。

 序盤に3回ほど殴られましたが、新装備で生命増えてたお陰でぎりぎり生存。蘇生の手間で徒党にご迷惑をお掛けすることもなく、久々に太極なんかも撃ちまして、なんとか頑張れたかな、という感じです。

 お次の析雷も、2戦目でなんとか撃破。
 途中までは火力不足でジリ貧気味だったんですが、いっそサポートじゃなくて攻撃に回ってみようという徒党の作戦変更が上手く行き、そこからは順調に数を減らして勝利できました。といっても、鉄砲鍛治さんの半分ぐらいしか徒党に貢献できてないダメージ量でしたが……陰陽道って本当にボスに向きませんな。

 その次の黒雷には残念ながら敗北。これももしかしたら、私が最初からアタックに回ってたら変わったかもしれないという感触ではあったものの、その時点で深夜1時を回っていたので「今夜は解散」となりました。

 残念ながら伏雷の顔は拝めませんでしたが、これであましょく陰陽は根の国到達。後から生まれた薬師に遅れること1年4ヶ月ですが、ファーストキャラがとうとうここまで来たか、と思うと感慨深いものがあります。
 それになにより、もう2度と会えないと思っていた知人が帰参して、その彼女と一緒に戦闘して、ひとつのマイルストーンを踏み越えることができたのが嬉しいです。

 本当に良い夜でした。